メールマガジン
2015/05/20
くぼ ジャパンPress~関西から日本へ~【メルマガ216号】
あらゆるリスクを想定した合理的な判断とは
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くぼ ジャパンPress ~ 関西から日本へ ~
Vol.216 平成27年 5月20日
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[目次]=================================
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∥ ♪ あらゆるリスクを想定した合理的な判断とは ♪
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『あらゆるリスクを想定した合理的な判断とは』
…自己資金だけで事業を行っている経営者様へのご提言です。
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先日、ある社長様がはじめて相談に来られました。
「資金繰りがショートしそうだ。いや既にショートしているか
もしれない。」というご相談です。会社は設立4期目で金融機
関からの借入はありません。社長様は、「個人で保有する数千
万円の資金を会社に貸付けている。いよいよ個人の資金も底を
突いてきたため、金融機関からの借入を決意した。」とのこと
です。
■ 新規の融資取引は時間がかかります。
初めて金融機関と融資取引をする場合、日本政策金融公庫、も
しくは保証協会の保証付融資を利用するのが一般的です。いず
れの場合も、新しく取引を開始する相手には慎重になりますの
で、審査に1か月程度の時間を要します。よって、急場の不足
資金を金融機関に頼ることはできません。当面の不足資金は何
とか自力で調達して頂くよう依頼しました。
■ 資金繰りが厳しくなればなるほど借入は難しくなります。
金融機関は原則として前向きな資金しか融資しません。事業
が上手く行っていない状態で、「資金繰りが厳しい。」と言えば
言うほど、「早く貸して欲しい。」と言えば言うほど、借入は
難しくなります。今よりも半年前、半年前よりも1年前、1年
前よりも創業時の方が、融資を受けやすかった事実をお伝えし
ました。
いま現在、自己資金だけで事業を行っている社長様にお聞き
します。もし、自己資金が底を突いたらどうしますか。想像力を
最大限に発揮して深く思考してください。
自己資金が底を突いた場合、「他人からお金を借りてまで事業
を継続する気は全くない。自己資金が無くなれば事業はきっぱ
りやめるつもりだ。」とおっしゃる社長様は今のままで問題あ
りません。しかし、融資を受ける可能性が少しでもあると考え
た社長様は、下記のどちらが適切な行動かを比較検討願います。
1.自己資金が無くなってから融資を申し込みに行ったが、
融資を受けられなかったため事業継続を断念した。
2.手元資金は十分にあったが、念のため融資を受けて手をつ
けずに置いていた。事業の立ち上げに苦戦して自己資金が
無くなった為、融資金を使って事業を継続するか、それと
も融資金をそのまま返済して事業を辞めるかを検討した。
1の場合、選択肢はありません。あの時融資を受けていれば良
かったと、後悔が残る結果です。2の場合、金利負担はありま
すが、いざという時に備えて選択肢を増やせます。あらゆるリ
スクを想定して対策を取るならば、2の方が合理的ではないで
しょうか。
自己資金だけで事業を行っている社長様、将来的に1%でも融
資を受ける可能性があるならば、今必要でなくても、借りられ
る時に借りておくことを強くお薦めします。初めて融資を申し
込む時は、分からないことも多くあると思います。弊所にて、
申し込み先の選定や、審査のポイント等、無料で丁寧にご説明
させて頂きます。是非、ご相談ください。