メールマガジン
2016/04/08
くぼ ジャパンPress~関西から日本へ~【メルマガ325号】
『融資が通るケースと通らないケースの違い』
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くぼ ジャパンPress ~ 関西から日本へ ~
Vol.325 平成28年 4月 8日
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このメールは、久保総合会計事務所の顧問先様と、セミナーにご参加頂いた方、
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[目次]=================================
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∥ ♪『融資が通るケースと通らないケースの違い』♪
∥ …加点できるポジティブな要因の有無がポイントです。
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└■◆実践コラム
『融資が通るケースと通らないケースの違い』
…加点できるポジティブな要因の有無がポイントです。
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融資が通るケースと通らないケースの違いはどこにあるのでしょうか。先日あっ
た大変めずらしいご相談を紹介します。
飲食業で独立を考えているAさんは、日本政策金融公庫に融資を申し込み、
700万円の融資を受けました。しかし、出店を予定していた物件が獲得出来な
かったため、融資金を一旦全額返済しました。
それから数か月して新たな物件が見つかったため、再度融資を申し込んだところ、
今度は融資を断られたそうです。2回目の申込額が1,000万円に増えてはい
ますが、それでも数か月前には融資に通った人物が、なぜ今回は通らなかったの
でしょうか。
融資審査が通る要件について考えてみます。融資審査は、ポジティブな要因がネ
ガティブな要因を上回った時に「可決」となります。Aさんの場合を考えます。
◆1回目の申し込み
<ポジティブ要因>
・飲食業のキャリアが長い。
・人気の高いショッピングセンターへの出店である。
<ネガティブ要因>
・自己資金が80万円と少ない。
・自己資金の額に比べて借入申込額が700万円と大きい。
◆2回目の申し込み
<ポジティブ要因>
・飲食業のキャリアが長い。
<ネガティブ要因>
・自己資金が80万円と少ない。
・自己資金の額に比べて借入申込額が1,000万円と大きい。
Aさんには、元々「自己資金が少ない」という大きなネガティブ要因があります。
1回目の申し込み時は、「人気の高いショッピングセンターへの出店」というポ
ジティブな要因があり、総合的にポジティブな要因が上回りました。しかし、2
回目の申し込み時は、立地条件が前回よりも劣っていたため加点要素がなく、か
つ申し込み金額も増加したため、ネガティブな要因の方が大きく上回ってしまい
ました。
天秤に乗せたバスケットに、ポジティブな材料とネガティブな材料をそれぞれ入
れていき、最終的にポジティブな材料が重くなれば「可決」になる。という考え
方は、創業融資だけに限ったものではありません。これから融資にチャレンジし
ようと考えている方は、この考え方を参考にしてください。