メールマガジン
2016/04/22
くぼ ジャパンPress~関西から日本へ~【メルマガ328号】
『財務面から見たビジネスモデルの検証』
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くぼ ジャパンPress ~ 関西から日本へ ~
Vol.328 平成28年 4月 22日
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このメールは、久保総合会計事務所の顧問先様と、セミナーにご参加頂いた方、
今までに名刺交換をさせて頂いた方にお送りしております。
「関西から日本を元気にしよう!!」をモットーに日夜奮闘している会計事務所
が送るメールマガジン。下記スケジュールで、新鮮な情報を配信中です!
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☆‐ 原則毎週火・金曜日 「経営・財務に関しての情報」
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[目次]=================================
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∥ ♪『財務面から見たビジネスモデルの検証』♪
∥ …スケールアップの早いビジネスモデルの共通点とは。
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└■◆実践コラム
『財務面から見たビジネスモデルの検証』
…スケールアップの早いビジネスモデルの共通点とは。
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財務のご相談に来られるお客様の大多数は、新しいビジネスプランに取り組むた
めの資金調達を望んでおられます。これまで多くの新規ビジネスに財務面で関わ
らせていただきましたが、1年程度で一気に年商数億円の規模にスケールアップ
する事業もあれば、中々立ち上がらない事業もあります。これらの違いを財務面
から検証してみます。
比較的スケールアップの早い事業は、「キャッシュの回りが良い」、もしくは
「利益率が高い」という共通点があります。
創業初年度で3億円の売上高を計上した企業の取引条件は、売上金が末締め翌月
末回収、外注費の支払いが20日締め翌々月5日となっています。支払日を入金
日の5日後に設定することで、支払いを気にすることなく売上を伸ばすことがで
きます。在庫も持たないビジネスですので、資金が在庫に寝ることもありません。
また、新規事業としてネット販売に取り組み、初年度で1億円の売上高を計上し
た企業の場合は、まず、現金で仕入を行い、仕入れた商品を平均1か月弱で販売
し、販売後1か月弱で代金を回収するという流れです。仕入から代金の回収まで、
約2か月弱の期間を要しますが、粗利益率が80%と高いため、仕入から回収まで
の1サイクル毎に、(再投資)に回せる資金がどんどん膨らみます。
逆に立ち上がりの遅いビジネスの特徴は、受注から納品までの仕掛かり時間が長
い、仕入から代金回収までの期間が長い、利益率が低い、といった点が挙げられ
ます。いくら営業力があっても、資金がボトルネックとなって、スケールアップ
の速度が遅くなります。
新規事業はリスクが高いため、金融機関の融資姿勢は消極的です。多くの融資は
望めませんので、調達できる金額の範囲内で事業を軌道に乗せることが極めて重
要になります。
創業を含め、これから新規事業に取り組まれる方にとって、そのビジネスが軌道
に乗るまでに、一体どれぐらいの資金が必要になるかを、正確に見極めることが
重要です。その事業は、(銀行借入を含む)自身の資金力で軌道に乗せられるも
のかどうかを、慎重に検討しましょう。
新規事業が上手く行かない要因として、営業力の不足がよく挙げられますが、
「思った以上に資金が必要なビジネスだった・・・」という資金の見込み違いが
案外多いように思います。
お気軽にご相談ください。